新潟県長岡市、自社大工の居る工務店
稲垣建築事務所の稲垣です。
本日は市内某所で建築中のアパートのアンカーセット。
アパートは久々ですが、そこそこ数は建てているんです。
明日のコンクリート打設に向けて本日はホールダウン用ボルトとアンカーボルトのプレセット。
建築屋さんの中にはコンクリート打設と同時にボルトを“植えて”いく、いわゆる「田植え」で
ボルトを入れられる会社さんもあるようですが、基本はプレセットでしょう。
そしてこの作業を基礎屋さんにお任せする会社さんもあるらしいですが
弊社は大工2名とボク、真島の4人掛かりで行いました。
セットしてからも大工、真島、ボクの3人の眼で確認していきます。
大切な工程ですからね。
写真の長いボルトがホールダウン用のボルト。
別方向から見るとホールダウン用のボルトが若干基礎のセンターからずれているように見えるかもしれません。
いえ、写真の撮り方とか見え方ではなく、センターからズラしてセットしています。
何故なら、この壁には筋交いが入り、その根っこの方がホールダウンと干渉するので予めズラしています。
この後、全てのボルトのねじ山部分に養生テープを張って
コンクリートが付着してねじ山が汚れないよう養生してプレセット完了です。
明日はコンクリート打設。
大工も一人立ち会って、ボルトの倒れ等を修正しながら打設します。
基礎屋さんと鉄筋屋さんに
「アパートにこんなゴーセーな基礎必要?」
と言われましたが、
アパートとは言え構造計算(許容応力度計算)により
耐雪2m、同積雪時の耐震等級2を目指すとこうなってしまうのです。