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インテリアラーチ
COLUMN
2023.12.25

新潟県長岡市。メガネが大好きでそれなりに本数も持っていたのに、老眼が進んでメガネが不必要になってしまった

稲垣建築事務所、稲垣です。

 

構造用合板。

元々はラーチ(唐松)の合板が主流でしたが

ウッドショック、ウクライナ戦争からロシア唐松が入手困難となり

多くの構造用合板は芯部分を国産の杉、フェイス(表面)のみラーチと言うハイブリッドな合板が主流になっています。

12㎜の構造用合板はオール杉の合板が一般的となりました。

 

構造用の合板ですから節があろうとなかろうと用途上不問なわけですが

当たり前と言えば当たり前に

全く節の無い綺麗なフェイスの合板が出来あがる事があります。

もれ聞いたところによると、

わざわざ丸太を選別して節の無い合板を狙って造っているのではなく、

たまたま出来た節の無い合板を選別して「インテリアラーチ」と言う名で販売しておられるとのことです。

と、いう事は

価格はインテリアラーチも節のある合板も同じでいいのではないか?と思うのですが

まあ、そうはいかないのが世の常で。。。。。

ちょっと?いや、だいぶ?お高くなります。(節ありの構造用合板と比べて)

そんなインテリアラーチ、使い方によってはとてもキレイでカッコよく納められます。

榀(シナ)ベニヤにしてもインテリアラーチにしても、合板を忌嫌う事はありません。

弊社は基本的に無垢材推しなので反合板・嫌合板派閥と思われがちですが

無垢材でも合板でも、樹種の選び方、使い方、見せ方、魅せ方、だと思うのです。

↑コレがシナと言う木の合板。

真っ白で木目が目立たずスッキリした印象になります。

↑こちらがインテリアラーチ。

かなりモクモクと木目が出るので個性強めです。

あまり狭い空間にあてがうと木目で酔いそうですので、広めの空間がよろしいかと思います。

あるいは狭くても「男の居場所」ならこう言う表情がお好きな男性は多いのかと思います。