新潟県長岡市、本当にどんな眼鏡もハズキルーペも合わなくて困っている
稲垣建築事務所、稲垣です。
ココの所急速に視力が落ちてきている気がしています。
来週、七尾に行きます。物見遊山ではありません。
被災されたある建物を拝見しに行き、修復は可能か?
可能であっても建て替えとのコスト差は?等々拝見してきます。
能登半島地震で久々に聞いた「ガル」と言う単位の話。(最大加速度の単位)
地震の強さの目安の一つに「最大加速度」がありますが、あくまでも目安です。
1000gal(ガル)を超えると大地震。とされていますが、、、
元日の能登半島地震。
輪島市で 1600gal
志賀町で 2828gal
を記録していたとのこと。
因みに世界で唯一短期間で震度7に2度襲われた熊本県益城町の本震時の最大加速度は1580gal。
阪神淡路大震災で891gal。
ボク等の足元で起きた中越地震で1722gal。
そして東日本大震災が2933gal。
お聞きになった事もあろうかと思いますが、この「ガル」と言う加速度単位は
東日本大震災時以降はほとんど使われていません。
地震動の大小を表すと考えて良いらしいのですが、
昨今では震度〇の方がわかりやすいし、震度計もそれだけ高性能になっているからとのことです。
ただ、上で示す通り最大加速度だけで被害が計れるものではないと言うのは明白です。
東日本大震災時は地震の揺れそのもので倒壊に至った建物はそれほど多くないと聞きます。
(後にキラーパルスの発生が無かった。という事がわかっています)
そしてあの阪神淡路大震災では1000gal以下。未曽有の被害だったのに。
中越地震は輪島の加速度を越えているけれど、被害そのものは、、、、どうなんでしょう?
マグニチュードも震度も、最大加速度も被害の実態を直接表すものではなかったとしても
過去の地震に学び、備える上では重要な数字だと思っています。
備えると言えば
外壁リフォームを考えていらっしゃる方。
塗り替えでは無くて、(もう少し予算を確保していただいて)張替えリフォームにされませんか?
外壁を剥いで外から耐震補強するのが一番性能値を上げられると思っています。