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木質感(率)。足すのか引くのか
COLUMN
2024.02.16

新潟県長岡市、今年が本厄なのでお祓いに行ってきた

稲垣建築事務所、稲垣です。

神社でたった一人もお祓いを受けたのは初めての事でしたが

なんだか厳かで背筋が伸びる感覚があり、厄除けだけでなくたまにはいいかもと思いました。

 

さて、一時期に比べて全体的に高くなってしまった木材。

ある実験で、インテリアにおける木材使用率(視覚的な面積比)をそれぞれ

A・木材使用率30%の部屋

B・木材使用率45%の部屋

C・木材使用率90%の部屋

の部屋を用意し(A~C木材以外の内装は全てホワイト)快適性の影響を調べた結果、

主観的な快適性はA~C全ての部屋が快適であるとされ、

特に、45%の部屋が最も好まれるという結果が得られたそうです。

因みに30%の木質感と言うのは床のみを木材とし

45%と言うのは床+α、90%は床壁天井の殆どが木であると言う面積比です。

全ての面積比が快適であると評価されたものの

脳波を調べると45%の面積比が最も副交感神経が働き、

90%の面積比では快適であると評価されるものの脳の活動が急激に低下し、「飽きた」状態になるのだそうです。

 

これらは被験者の平均値だと思われるので万人に当てはまるものではありませんが

興味深い実験結果だと思います。

↓この写真で木質(無垢)率15%位でしょうか

↓これくらいで木質(無垢)率40%くらい

↓これくらいで木質(無垢)率50%くらい?

↓木質(無垢)率75%くらい?

 

個人的にはどの割合も好きですね。

全ての写真のお宅はあまり節の無い無垢材を使っていますので

これで節があるとまた印象は変わってくるのかもしれません。