先般お伝えしたように、肋骨を2本真っ二つに折ってしまったので
サポーター?ベルトの様なものでガチガチに腹部を固めている為
飽満感でとても小食なのにジリジリと体重が増えて、なんで?( ゚д゚)?と思っている
新潟県長岡市、自社大工の居る工務店、稲垣建築事務所の稲垣です。
咳とクシャミがとても怖いです。
土地選びの話のラストです。
前回の防火関係以外でも、あまり掛けたくないコストが掛かってしまう土地がある。と言う話。
・道路レベルより土地が下がっている
これはわかりやすいはずです。道路の高さより土地が下がっていれば
造成(盛り土)をして土を入れないと雨水が敷地に溜まりますし、車も入れません。
隣地の高さによっては隣地側も土留め工事が必要になります。
・道路レベルより土地が上がっている
逆に道路の高さより土地が上がって(程度に寄りますが)いれば
造成(切土)をして、土を削り取らないといけません。
更に、土留め工事を施工して、少なくとも駐車場は車の進入に支障の無いようにします。
当然ながら造成(切土)をするので不必要な土を運搬、処分する残土処分費も必要です。
・水道が引き込まれていない
新規分譲地や、従前に住宅があった土地で有れば考えにくいですが
長い事空き地の売り土地の中には水道が引き込まれていない可能性があります。
当然ながら道路を割って水道を引込み、水道加入金を納めて水道メーターを取り付けます。
水道加入金が必要なのは分譲更地を買い求めても同じですね。
・下水道(汚水桝)が設置されていない
これも新規分譲地や、従前に建物があった土地で有れば考えられませんが
市街化区域内においても公共下水(汚水)枡が設置されていない場合があります。
前の地主さんが下水道受益者負担金と言う土地面積に応じて掛けられる負担金を支払い済なら
市町村負担で汚水桝を設置してもらえますが、負担金が未納入の場合は受益者負担金も発生します。
これは(地元長岡市内の市街化区域内において)あまり多くは無いと思いますけれど。
・従前が用途的に畑の場合
従前の土地の使われ方が畑で、その敷地内に廃棄された野菜やら雑草やらを 堆積していた所があったとし、
更に地盤調査において改良工事が必要とされた。とします。
絶対にそうだとは言いきれませんが廃棄された野菜やらが堆積した場所は「腐食土層」と呼ばれ
地盤改良工事の際、使用するセメントを間違えると、その腐植土層の部分のセメントが固まりにくくなることに加え
最悪、化学反応により六価クロムが発生します。
昨今では対策がなされたセメントが普通ですのであまり心配もないかと思いますが
腐植土層が深い場合は全撤去した方が地盤的にも安心かもしれません。
・登記簿上“田”や“畑”だった場合
市街化区域内であればそれ程面倒な手続きではありませんが農地転用と言う手続きで登記上宅地にしないといけません。
細かい事を言い出すとまだまだ(本来は)「掛けたくないコスト」が掛かってしまう土地はあります。
稀なケースでコスト増になるケースも沢山あります。
いずれにせよ
ご自身だけで判断せずに不動産業者さんなどに
家を建てる際に余計なコストが掛かる土地なのか?を伺った方が安全です。
恐らく建築業者の方が建てる際のコストに関しては詳しいはずですが
土地選びから建築業者を巻き込むと後に断りにくくなる。という事はあるかもしれませんね。
弊社は、、、遠慮せずに巻き込んでください(笑)