両国間の諸問題を起源に韓流にはハマらないと誓っていたのに‥……、
マ・ドンソクさんのハードボイルド系(ただただ強い系)だけはハマっても
その他の韓流は見ないと誓っていたのに‥……、
ついに「涙の女王」と言うドラマの沼にハマってしまいました(笑)
イライラするけど面白い。
で、早く次話がネットフリックス公開されないかと指折り数えて待っている
新潟県長岡市、自社大工の居る工務店、稲垣建築事務所の稲垣です。
先般、お客様とお話ししていた時にムクの床材の話を掘り下げました。
一般の方からすれば、木は木でしかなく、無垢は本物だと言う位のご認識でした。
そこで今回はそもそも木にはどんな種類があるのか?と言う話題を。
大別したら針葉樹と広葉樹に分けられます。
針葉樹とは
読んでそのまま葉っぱが細く尖り気味の木です。
国産で言えば杉、桧、松が代表格でしょうか。
輸入材で言えば米松、栂、赤松(レッドパイン)等々
一時期は弊社含を含めて多くの建築屋さんが使っていた米杉(レッドシダー)も針葉樹ですね。
レッドシダーと言えば感覚的に言ったら
今は一時期の倍、、、いや3倍、、、では追い付かないのではないかと思えるほど価格が高騰しています。
針葉樹を英訳するとsoft Wood。つまり柔らかい木です。
柔らかいのですが、その分粘りがあるので構造材の多くは針葉樹ですね。
(広葉樹より早く育つという事も植林の要因かと思います)
内装材に使う場合はもともと柔らかいので床だと傷が付きやすくなります。
でもその分足触りは柔らかいです。
ペットと暮らす家には不向きな床材と言えます。(ワンちゃん達には優しいんですけどね)
温かいけれど柔らかい。軽い。(国産の松以外)そして価格は安め(レッドシダー以外)。それが針葉樹です。
価格は安めと言いましたが、例えば杉を例にとってみても
節の有無、柾目か板目かの違い、同じ木とは思えない程価格差はあります。
↑床、壁、天井、奥の列柱は杉の無節。手前の太めの柱は桧の無節。
広葉樹とは
よんでそのまま葉っぱが広い木です。
広葉樹の英訳はhard Wood。
国産ですとケヤキ、ナラ、カバ、栃、クス、、、、たっくさんあります。
輸入材でもオーク、メープル、ウォールナット、ブラックチェリーの有名どころをはじめ、
弊社が多用するサペリ、ゼブラ、パドック等々、上げればキリがないほど多くの樹種があります。
広葉樹のメリットもデメリットも針葉樹の反対。
内装材(特に床)に使う場合、
針葉樹に比べたら冷たい。(針葉樹に比べたら温かさが無い)
でもその分硬く傷つきにくい。
(とは言えウォールナットはそれほど硬くないです)
で、相対的に高価です。加えて相対的に重いです。
広葉樹が高価なのは生育期間が長く、乾燥にも時間を要すると言う理由もあるとは思いますし、
なにより、針葉樹と比べると乾燥期間に反ったり捻じれたり、暴れます。
↑床はメルバウと言う広葉樹。幅は200㎜もあります。多分もう手に入らないはずです。
↑床はクルパウ。壁に建てた木は全て無垢材で
ブラックリンバ、ウェンジ、サペリ、ゼブラ、、、、だったかな。
個人的には
床は広葉樹、天井に木を使う場合は針葉樹がいいと思っています。
床はピーカン(広葉樹)、天井はレッドシダー(針葉樹)