パリオリンピック、柔道女子52㎏級・阿部詩選手の試合後の号泣に関してSNS界隈では賛否両論あるようですね。
先ずは3年間の血と涙の努力に敬意を表します。
日の丸を背負って戦った事の無い人間には想像すら失礼に当たるほどの重圧もあったはずです。本当にお疲れさまでした。
ボク、実は学生の頃柔道していたんです。(狭いエリア内ではそこそこ強かったんですよ)
県大会の、何回戦だったか忘れましたがその時の相手。
組んだ瞬間に「アレ?こりゃかなわねーな。びくともしねー」って感じたことを覚えています。
案の定、自分的には善戦したつもりでも派手に負けました。そしてその相手、
甲信越大会の1回戦?だったかな。で、いとも簡単に投げ飛ばされ、びくとも動かない奴を一瞬で放り投げる更なるバケモノがいると知りました。
柔道を始めたての頃教わったのは畳の上で歯を見せるな。でした。喜ぶな悔しがるな。すべて畳を降りてからにしろと。
阿部選手が号泣したのも畳を降りてからだという事も承知しているし
SNS上ではオリンピックでは柔道ではなくJUDOだと言う意見もあることもわかっています。
ボクのクソみたいな柔道経験を踏まえた上で阿部選手の号泣に対する私見は
あの場での号泣はこらえて欲しかった。と言う“意見”と
(柔道家としてどうなんだ。みっともない。という事では無く、少なからず競技進行に影響を与えてしまっていたため)
「羨ましい」と言う“想い”が半々です。
人目もはばからずにあれほど泣けるのは単純に羨ましい。(例え敗者としての号泣であっても)
それだけ常人には想像を許さないくらいの研鑽を積まれてきたんですものね。
その過程を彼女しか知らないから号泣できた。どんなに苦しくてもそんな経験が出来た事を羨ましく思います。
また地獄の4年間に進まれるのかわかりませんが、ロサンゼルスでの雄姿が拝見できることを願っています。
あ、新潟県長岡市、ブルース・リーに憧れたもののそんな部活があるわけは無いので
仕方なく柔道を始めた稲垣建築事務所、稲垣です。
暴れたかっただけと言う極めて不適切な理由です。
さて、リフォームって言葉、造語だってご存知でした?英語では無いのです。
リ・ホーム(家)なのかリ・フォーム(姿・形)なのかは定かではありませんが日本語なんです。
今はリノベーションと言う言葉も一般化していて、そのどちらも使われるようになったので
一体、リフォームとリノベーションって何が違うのよ?とボクも良くわかっていません(笑)
ただ、使い分けはしています。
構造体に手を付けるのはリノベーション。
構造体に手を付けないのはリフォーム。
と呼び変えていますが、特段どっちでもいいとも思っています。
↑少し前にお手伝いした大規模リフォームのお宅
現在、大規模スケルトンリノベーションの計画中です。
木造ですが、ある部材にアスベストが含まれているのが判明したり、
構造計算掛けてもNGばかりになってしまって
一つ一つNGを消していく作業に四苦八苦しています。
でも、楽しい。
スケルトンリノベーションとは言え、何でもかんでも自由になるわけではなく
ココはいじれない。あるいは、ココはいじりたくない。
と言う箇所が少なからず存在していて、一つ問題をクリアするとまた次の問題が立ちはだかって、
思うようなスピード感では進まないのですが、とにかく楽しいのです。