大工さん方を現場から引っこ抜けないので
お客様の仮住まいへの引っ越しお手伝い、工場の片付け、造作材の材料出し、と
肉体を酷使する日々が続いている
新潟県長岡市、自社大工のみで工事を行う稲垣建築事務所、稲垣です。
意識朦朧とするくらいの暑さ、フラっとする位の感覚が案外嫌いではないので
ボク、変態なのかもしれません(笑)
もしかしたらあなたが知らない大事な話③~建て替え工事の事前準備
住宅を建てるという事はかなりのエネルギーが必要になります。
基本はその全てが楽しいのですが、新生活に直結しない事は正直メンドクサイです。
更地に新築よりもメンドクサイ事の多い「建て替え工事」や引っ越しを伴うリフォーム工事。
今お住まいの家を解体してから工事開始するって言うパターンです。
・解体業者選定
これは新築を請け負う建築屋が段取りすることが通常だと思います。
電気、ガス、水道の旧宅と本管との切り離しは建築屋側で行います。
・仮住まい探し
建て替えだけでなく住まいながら工事をするのが不可能な大規模リフォーム時も
仮のお住まいを探さないといけません。
短期での賃貸になりますので不動産屋さんからあまりいい顔されません。ペットが居たら尚更です。
仮住まいが決まったらライフラインの開始手続きが必要になります。
因みに、私どもでは仮住まい用のアパートを保有していますので
家賃無料、ライフラインと火災保険のみご負担いただいています。(それほど広くは無いのですけれどね)
・郵便手続き
仮の住まいに郵便物を転送してもらうことができます。郵便局、今はネットでも転送手続きが可能です。
https://www.post.japanpost.jp/service/tenkyo/
↑郵便局の転居・転送サービス
転送可能期間は1年間。
ただ、キャッシュカード等の重要郵便で「転送不要」と表記のある郵便物は
転送手続き後でも差出人に返還されることになります。
・固定電話の電話転送手続き(お若い方は固定電話をお持ちでない方も多いですが)
固定電話をお持ちで仮住まい先の局番が変わる場合、従前の電話番号に掛かった電話を
転送していただけるサービスが有ります。
・引っ越し前片付け(断捨離)
新居でも使う物だけを持ち出しましょう。この際断捨離です。(ボクは断捨離出来ませんケド)
・荷物が多い場合
仮住まい先が従前のお宅と変わらない広さだとは思えませんので
トランクルームを借りたり引っ越し業者のお預かりサービスを利用されてもいいのかもしれません。
・引っ越し&不用品処分
これが一番メンドクサイかもしれませんね。
多くの場合、引っ越し業者に依頼する事が多いのかもわかりませんが
私どもは仮住まいへのお引越しのみお手伝いさせていただいています。
(新居への引っ越しは傷を付けるといけないので引っ越しのプロにお願いしてもらってます)
居住年数が長ければ長いほど忘れていた不用品がたくさんあります。
それを行政指定のゴミ袋に入れて毎日毎日ゴミの集積場までもっていくのも大変ですし
量が多ければご近所迷惑かもしれません。
弊社ではそういった廃棄物も処理業者に持ち込むお手伝いをさせていただいています。
・ご挨拶
建て替え時は引っ越しを2回する事になります。
まず、旧宅から仮住まいへ引っ越しされる時。旧宅ご近所への挨拶はされるべきだと思います。
工事期間中に少なからずご迷惑をお掛けするのは明白ですし、数か月後気持ちよく戻れるためにも。
仮住まい先でも最低限のご挨拶廻りはされるべきだと思います。
建て替えや引っ越しを伴うリフォームは新しい所にポンって転居するわけではないので
殆どの手続きが2度必要になります。煩雑ですが全力でお手伝いさせていただきますので
案外ストレスなかったとおっしゃっていただいています。
写真は
お住まいになってから30余年のお宅から仮住まいへの引っ越し(の為の不用品処分)作業風景。
一番メンドクサイ所をお手伝いさせていただいてから工事がスタートします。
次回
もしかしたらあなたが知らない大事な話④~木の含水率
ようやく建築的な事に触れていきます。