ダンプ松本さんの自叙伝的ドラマご覧になりました?Netflixの極悪女王と言うドラマです。
とにかく面白い?と言うか引き込まれていくのですが
すべて見終わってからYouTubeで観たダンプさんの引退試合の最後にされた惜別の挨拶に
ドラマ以上に泣いてしまった
新潟県長岡市、自社大工の居る工務店、稲垣建築事務所の稲垣です。
基本、ボクは泣き上戸なのですが時代を作った悪役レスラーの最後の懺悔の言葉、
悪訳を演じる事がとても苦しかったのだろうという事が理解でき、その心情を察するに泣かずにはいられませんでした。
あ、blog更新が約1か月も止まっていたのはNetflixばかり見ていたからではありません(-_-)
羽目板(はめいた)って言葉ご存知です?
こんなヤツ(天井)です。
これはチークの羽目板。
無垢のフロアも同じですが、こういった板材には板と板とのかみ合わせの所に
凸凹が加工されていて、それをかみ合わせながら張り上げます。この加工を実加工(さねかこう)と言うのですが
無垢の板材が乾燥によって多少収縮しても下地が見えないし、施工性も良くなるシロモノです。
多くの場合、無垢羽目板です。と、ご説明しても
メーカーさんが作っている所謂「既製品」である事は間違いなく
その樹種もそれほど多くの樹種がラインナップされているわけではありません。
だったら本当の意味の唯一無二の羽目板を作ってしまえばイイんじゃね?
との想いから、弊社独自に作ったのがこちらです。
天井の羽目板。樹種はパドック。
パドックの角材を薄い板材に加工し、実加工してもらった完全オリジナルです。
ただ、実加工までするとそれなりのコストが掛かってしまう訳です。
個人的には、実加工をしなくても板と板とを突き付けで張ってしまっても良いのでは?
と思っています。
材料自体が乾燥収縮で縮んでしまうと隙間が空いてしまうけれど
それを許容できる方なら実加工なんて要らないと思ったりもしています。
実加工が要らないなら
どんな木でもさほど高価にならない様に作れます。
その価格は材料自体の価格の高い安いに直結しますが
少なくとも実加工分や、メーカー既製品よりは安価にできるはずです。
弊社では
上のパドック羽目板と秋田杉柾羽目板をオリジナルで作りました。
コストを掛けずに(実加工をせずに)板を張るだけなら
どんな樹種にも対応可能だと思っています。
↑外壁に張ったサペリの羽目板