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資材価格がまた、、、
COLUMN
2024.11.11

新潟県長岡市、自社大工の居る工務店、稲垣建築事務所の稲垣です。

 

突然ですが

9年前の2015年(平成27年)を100とします。

2年前2022年現在消費者物価は104.1⇒今現在はもう少し上がっているカンジですかね?

2年前2022年現在住宅建築価格は122.1⇒今現在は130~140位には上がっている感覚ですかね?

このデータ、国土交通省のデータです。

 

2年前の2022年で約22ポイント住宅価格は上がっています。

この数字には(恐らく)戸建てだけでなく高層マンション等も含まれるハズなので

戸建てに限定した数字はわかりません。

 

コロナ禍とウクライナ戦争下のウッドショックと呼ばれる木材不足と合板不足。

現在、木材・合板系は落ち着いてはいます。

が、しかし、資材ショックと呼ばれる木質系以外の住宅(建設全般)関連の

設備機器やら建材やらが上げ止まりません。

今までも年1~2回の値上げがされてきたのですが

某、サッシも建材も設備機器も製造しているメーカーさん

来年4月1日より

サッシ・玄関ドア 3~12%

システムバス   平均6%

キッチン     平均6%

洗面       平均40%

値上げするそうです。

最後の洗面の40%って意味わからない。

洗面台としてのトータル価格なのか、一部の部品系の価格なのか詳細はまだ不明です。

大手ハウスメーカーさんでは坪単価100万は優に超えて150万に迫ろうかという話も聞いています。

地場建築屋でも坪100万スタートと言う所も増えてきているようですね。

まあ、この辺の“坪単価”はどこまで含んでいるのかよくわからないので

とてつもなく大雑把な金額なのですけれど。

もちろん、現在の住宅価格高騰が資材の値上がりのみが要因だとは思っていません。

職人不足も大きな要因ですし、

運送関連の働き方改革による運賃の値上げも影響している事でしょう。

 

 

例えば世帯年収600万のご夫婦が年収の7倍借りたとして4200万円。

ここら辺でも安くていい土地は少なくなっていますが仮に土地で1000万円として残り3200万円。

上の坪単価に含まれていないであろう諸費用や外構工事をざっくり300万と仮定して残り2900万円。

非常に乱暴な計算ですが、単純に150万/坪なら20坪弱。100万/坪なら29坪。

こりゃあ建物が年々小さくなるなる理由も頷けます。

 

ご夫婦どちらかのご実家を2世帯フルリノベと言う選択肢を考えられてもいいのになぁと強く思います。

激安で工事できるわけでは無いですが

少なくとも土地代は要らないですし、親世代にも子世代にもどちらにもメリットがあるはずです。

WIN-WINな関係構築にも役立てると思うのですが。。。