「木をデザインする」という発想をコンセプトに
新潟県長岡市(小千谷市・見附市・三条市)で注文住宅・リフォームをお手伝いしている工務店
稲垣建築事務所の稲垣です。
今日は天気予報が良かったので倉庫の整理して体がバラバラになりそうです。
さて、木の底力の際たる話をさせていただきます。
(財)日本住宅木材技術センターっていう国の出先機関がサンプリング調査した結果からお話します。
小中学校で児童のインフルエンザによる学級閉鎖率調査。
サンプリング調査ではインフルエンザの学級閉鎖率は木造を1とすると鉄筋コンクリート校舎は3。
つまり実際にインフルエンザで学級閉鎖になっている学級は鉄筋コンクリート造の方が木造の3倍多かったという調査結果です。
同じように児童の病欠率も木造は鉄筋コンクリート造の1/3だそうです。
ちなみに、全国の高齢者施設でも同じ調査をしたら結果はまったく同じ。
しかも転倒率や不眠を訴える方の割合も木造のほうが圧倒的に低いのだそうです。
全国的に幼稚園・保育園・こども園はもちろん、小学校も木造が見直され、
古い鉄筋コンクリート造の建て替えの時は木造を選択する行政も多くなっていると聞きます。
インフルエンザウイルスは湿度50%以上の中ではその殆どが死滅すると聞いたことがあります。
コンクリートでは湿度をコントロールできないけれど、
木は部屋が乾燥すれば自ら蓄えた水分を放出し、湿度が高ければ余分な湿度は吸収します。
その辺の木の持つ調湿作用が体に肯定的な環境を作ってくれているのではないでしょうか。
数回前のblogでもお話しましたが、木の持つリラックス効果は杉や桧などの針葉樹に多く含まれる
フィトンチッドと言う物質によるものです。
フィトンチッドの語源を調べてみたらイメージが狂ってしまいました。
元々ロシア語でフィトンは「植物」、チッドは「殺す」という意味なんだそうです。
フィトンチッドを発見した博士は植物を傷つけるとその傷の周囲の細菌だけが死滅する現象を見つけ、
その現象は絶えず侵入してくる虫や細菌から自らを守るために作り出し、
発散する木の底力なんだということに気付いたんだそうです。
目に優しく、耳にも鼻にも健康にも優しく、
そして人間の精神をも安定させてくれる無垢の木を使った住まい造りをお手伝いしています。
↓弊社事務所で木の効能を浴びてみてください。