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バブル期の想い出
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2024.12.07

「木をデザインする」という発想をコンセプトに

新潟県長岡市(小千谷市・見附市・三条市)で注文住宅・リフォームをお手伝いしている工務店

稲垣建築事務所の稲垣です。

 

さて、昨日中山美穂さんの訃報を知りました。

がっつりファンでも無かったけれど意外なほど落ち込んでいる自分がいます。

大したファンでも無かったボクがミポリンを好きだった理由、、、

ボクがまだ東京の設計事務所で働いていたバブル末期の1988年、

CATCH THE NITEと言うアルバムを出されます。

そのプロデュースが角松敏生さん。

ミポリンの名曲と言われている「You’re My Only Shinin’ Star」

も角松さんの作詞作曲ですね。

角松フリークだったボクは迷わずアイドルだった彼女のアルバムを聴き始めます。

「角松プロデュースと言っても(しょせん)アイドルのアルバムでしょ」と半ばナメテ聞き始めたところ

当時のアイドルのアルバムでは考えられなかった一曲目がインストゥルメンタル。

のっけからワクワクする角松ワールドとミポリンの声に、完全にヤラレルわけです。

昨夜聴き直しましたが、鳥肌が止まらない。体の芯から揺さぶられる感じです。

お時間あればYoutubeで全て聴けるので聞いてみてください。

ボクと歳が近い方はバブルの浮かれてイカレタ時代を思い出せますし

ミポリンも角松さんも知らない世代の方でも今聴けばまったく新しい音楽に聞こえるかもしれません。

 

当時の勤め先は品川区の五反田にありました。

その頃、横浜市緑区に計画中のとても大きなマンションの計画を当時のペーペーなボクに丸投げされて

毎日毎日緑区役所で建築基準法の解釈をめぐって戦っていた頃。

その道すがら、事務所の車でカセットテープで聴いていたアルバム。

役所に向かう緊張感と、負けてなるモノかという高揚感と、関東の冬のとても澄んだ青空を思い出します。

 

ヒートショックで亡くなったと言う話もありますが

あのミポリンが断熱性皆無のマンションに住んでおられたわけも無く

本当にヒートショックなのであれば建物が原因のヒートショックではなく

例えば熱めの入浴が好きだったとか、他の要因があるのだとは思います。

が、こんな部外者があれこれ詮索、想像するのではなく

今はただ中山美穂と言う時代を作ったアイドルの眠りが

安らかなもので有って欲しいと祈るのみです。

 

貴女と貴方の楽曲のお陰で、若かりし頃の風景が鮮やかに蘇ります。

お疲れさまでした。ありがとうございました。