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木の経年変化(色)
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2024.12.10

「木をデザインする」という発想をコンセプトに

新潟県長岡市(小千谷市・見附市・三条市)で注文住宅・リフォームをお手伝いしている工務店

稲垣建築事務所の稲垣です。

 

木は紫外線によって経年変化し、色が変わっていきます。

(ここでは内装に使う木に限定します。外装に使う場合

 例外なく、どんな色の木でも最終的にはシルバーグレーに変色します)

ほとんどの木は色が濃く、深く変色していきますが、

例外的に日に当たれば当たるほど色が薄く変化する木があります。

その代表格がブラックウォールナット。

↑この写真、弊社打合せスペースにサンプルとして畳1枚程度で様々な樹種を張ったスペース。

なのですが、、、この写真、実はアメリカンブラックチェリーとブラックウォールナットの写真です。

どこで分かれているかわかりますか?

正解は

クリスマスツリーより窓側がブラックウォールナット。手前がアメリカンブラックチャリ―です。

ほどんど見分けが付かないでしょ?

この部屋はとても陽当りがいいので、窓側に張ったブラックウォールナットの変色が激しい気もします。

でも、そもそもの色はこんな感じです。

↓アメリカンブラックチェリー(床)

オレンジ?赤ピンク?のとても優しい色合いです。

↓ブラックウォールナット(床)

ウォールナットは現在も大人気の木ですし、両方とも高級材木です。

こんな話を聞いたことがあります。

ある御同業の社長さんのご自宅にウォールナットの高級床材を納品したら、

数年後に色が薄くなり(実際、そんなに真っ白になるわけないのですが)

不良品だ!とクレームを入れられたと…建築屋さんの社長なのに(笑)。

 

経験則として赤系(ブラックチェリー含む)の木は経年変化により

より深い色に変わっていくと思っていて、とても好きな樹種です。

 

ずっと色の濃いまま(どちらかと言うと黒っぽい)でいて欲しい場合は

アジアンウォールナットと呼ばれる月桂樹、

最初は真紫(ムラサキ芋カラー)のパープルハート辺りを張ると経年変化で

色が濃く深くなっていきます。

いずれのフロアも事務所に張ってあるのでご覧になりに来てください。