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1級建築士合格発表
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2024.12.24

「木をデザインする」という発想をコンセプトに

新潟県長岡市(小千谷市・見附市・三条市)で注文住宅・リフォームをお手伝いしている工務店

稲垣建築事務所の稲垣です。

 

明日12月25日クリスマス。

1級建築士の合格発表日です。

クリスマスに合格発表なんて鬼でしょ?

合格者はともかく不合格者の方が多いんだから試験元も空気読んであげたらいいのに。

と、思っています。

 

ボクは20代後半から32年間、業界の隠語でNとS両方の資格学校で講師のお手伝いをさせていただきました。

キャリア終盤は“学院指導講師”などと言う大袈裟な肩書をお預かりして

受講生では無く講師の指導に当たれと仙台から金沢まで、週末は「巡回指導」で飛び回っていました。

(講師の指導なんてするつもりも無く、行く先の受講生指導の方が楽しかったのですが)

そんなこんなでコロナ禍となり、多くは語れませんが嫌な思いも沢山してきたけれど

本当にたくさんの受講生と関われた事は間違いなくボクの人生の財産です。

出会わせてくれた学院にも感謝しています。

 

引退しているのに未だ合格発表が気になる理由。

ボクの最後の登壇は石川県の金沢校。

最後の年がキャリアで一番合格率が悪かったのですが

その年に鼻歌交じりで合格すると思っていた受講生2人が今年の試験も受験しています。

その2人が合格しない事には講師キャリアが本当の意味で終われないから。

明日が気になって仕方ないです。

 

ボクは今の時代には受け入れがたいであろうタイプの講師でした。

いわゆる〇〇ハラスメントし放題(笑)【セクハラは一度もありません】

決めていたことがあるんです。

彼等彼女らが最終的に合格して1級建築士になれるのなら

嫌われようが、どつかれようが知ったこっちゃない。

目的はただ一つ。

1日も早くこの試験を終わらせて(合格させて)あげること。

何かを犠牲にしている彼等彼女らを本当の居場所に還してあげる事。

それで嫌われるのなら本望でした。

 

キャリアの中で真面目に怒って、本気で泣いて、みんなで笑った。

そんな経験ばかりです。自己嫌悪と狂喜乱舞が入り混じったグッチャグチャで楽しい日々でした。

あと2人。

そろそろ本当に終われる予感がしています。