「木をデザインする」という発想をコンセプトに
新潟県長岡市(小千谷市・見附市・三条市)で注文住宅・リフォームをお手伝いしている工務店
稲垣建築事務所の稲垣です。
昨日遠く離れたミャンマーで大きな地震がありました。
なんでも1000㌔に渡る断層の一部(200㌔ほど)がズレて起きた地震だとか。
M7.7は阪神淡路大震災より地震エネルギーとしては大きいです。
震源に近いマンダレーと言うミャンマー第二の都市は日本で言う所の京都だそうです。
ラオス王朝のあった場所で、歴史的にも宗教的にも古くから栄えた場所。
恐らく街並みも古く、大きな地震には脆弱だったはずです。
現在、クーデターによる軍政がひかれるミャンマーで何の罪もない一般の方々を手厚く支援できるとは思えません。
こんな時こそ軍政との関係とか一端脇に置いておいて、すぐにでも自衛隊の皆さんを派遣してほしい。
(出来ることなら自分も行きたい)
平時に外国にお金をバラまくよりもこういう時に迅速に人的、物的支援が迅速にできる国であって欲しい。
そう思っています。
ミャンマー(旧ラオス)産の材木は高級材が多いです。
ミャンマーチークと言えばフローリングや家具材、また船舶のデッキ材として不動の高級材です。
このミャンマーチークをインドネシアに植林したのがインドネシアチーク(俗称ネシアチーク)
同じ遺伝子を持ったはずのチークでも育つ気候や土壌によって大きく表情は異なります。
ここ10年は全く見なくなりましたがラオス松と言う木もとても綺麗な木でした。
無垢の木が大好きな建築屋としてもミャンマーは常に気になる国なのです。
さて、
何回も何回も同じことをお伝えしますが
ここ長岡にも地上断層としては最恐クラスの断層が存在しています。
その名も「長岡平野西縁断層」。
今後30年以内の地震発生確率が3パーセント以上の「Sランク」に該当しています。
想定される地震規模はマグニチュード8.0で陸上の断層を震源とした地震では最大級の大地震が起こる可能性があるわけです。
想定地震規模M8.0は今回のミャンマーの地震の9.6倍。(地震エネルギーの話)
(マグニチュードが1大きくなると地震エネルギーは32倍になります)
新潟県の発表は
死者/7920人
負傷者/5万6000人以上
全壊家屋/17万1000棟(約8棟に1棟が全壊)
半壊家屋/22万5000棟
数字が発表されたのは2022年3月です。大昔ではありません。
とは言え、恐れてばかりいても何も始まらないので
直ぐ近くに物凄い断層があるんだ、そして地震評価もAランクからSランクへ評価が上がったんだ
と、いう事はご家族で共有して
ご家族バラバラの時間帯に地震が起きたらどうするか。時間帯によってどこに集合するか。
などを話し合われていても無駄ではないと思います。
兎にも角にも、今は
ミャンマーやタイのフツーの人達の生活が一日も早く取り戻せることを祈っています。