先週月曜日に雪で滑って自爆しました。
太ももと脇腹を強打したのですが、みるみる腫れてきたのは太ももで、脇腹は痛くも痒くもなかったんです。
この日曜日、大き目のクシャミをしたと同時に脇腹から異音。
ガツっと言うかグツって言うか、ヤバめの音がしたと同時に
どうにもならない痛みに襲われ、お医者さんに行ったら
肋骨が完全に折れていました。キレイに真っ二つ。
先生曰く、転んだ時に折れていたのだろうけれど
クシャミでズレたんたんだろうね。とのこと。
という事で
ベッドからどうやって起き上がればいいのかわからなくなっている(痛みで)
稲垣建築事務所、稲垣です。(前置き長いよ)
土地選びの話、3回目。
余計?なお金が掛かる土地があると言う話題に入ります。
これは恐らく全ての御同業が同意見だと思いますが
その最たるモノが防火・準防火地域の土地。
もしかしたら首都圏ですとかなりの確率で準防火地域以上の指定がされているのかもわかりませんが、
地方(地元長岡を含む)ですとその割合は高くはありません。
防火地域とは都市計画法で市街地における火災の危険を防除するため定める地域。
準防火地域とは火災を防ぐために予防をしなければならない地域。です。
木造二階建て、35坪(約115㎡)の住宅を建てるとします。
防火地域内に建築する場合は耐火構造、(木造でも耐火構造にすることは可能ですがコストがかなり掛かります)
準防火地域に建築する場合は準耐火構造までは求められず、防火構造以上が求められます。
耐火構造、準耐火構造、防火構造は、こと住宅に限って言えば住みやすさには直結しません。
なぜなら、そもそも防火・準防火地域と言うのは
・火災の延焼、類焼を防ぐ
・緊急車両の通行を阻害しない
つまり地域で火災が起きた際の被害を最小限に留める為の地域。ですので
住宅単体で環境が良くなるとか言う話ではないのです。
防火構造の場合外壁や軒裏に一定以上の防火性能が求められますが、ここは大した問題ではありません。
大きく金額を左右するのは玄関ドアやサッシです。
(延焼の恐れのある部分と言う隣地境界または道路中心線から1階で3m、2階以上で5mのライン内にある場合)
防火シャッター付けたり、耐熱ガラスにしたり、網入りガラスにしたり、と
方法はいくつかありますが、いずれも住環境向上にはつながらないのにコストだけは掛かってしまいます。
これから土地を求められる方は防火地域、準防火地域をお調べになった方がよろしいかと。
因みにボクんちは準防火地域内です。なんでこんなところが?と思っています。
約60年前の分譲地ですので区画も狭いです(多くは40坪以下)
近所では今大問題になっている空き家問題が散見されます。
ご高齢となり住まい手を失った住宅がそのまま空き家となったり、空き地として売りに出されていますが
長岡市内としては区画が狭く、かつ準防火地域で要らんお金が掛かってしまうのでなかなか買い手が無いようです。
用途地域見直しと一緒に準防火地域を外してくれたら土地も動くのではないかと思っています。
(なかなか簡単な話ではないのは百も承知ですケド)
他にもお家にお金が掛かってしまう土地はあります。また次回。