住宅性能

HOUSING PERFORMANCE

気密性能

「実測C値0.2㎠/㎡前後」を実現する高気密住宅

断熱性能が良くても気密性能が低ければ温かく涼しい家には出来ません。気密性能が高い=隙間が少ないということになります。気密性能を計る数値は隙間相当面積(C値)を用います。住宅1㎡あたりどのくらいの隙間面積があるかということを現場で実測します。つまり気密性能が高い=隙間相当面積(C値)が低いということです。
ちなみにC値0.5㎠/㎡の36坪(≒119㎡)の家に存在する隙間は0.5×119=59.5㎠。7.7cm角くらいの隙間が“家全体で”存在するということです。
稲垣建築事務所では全棟気密測定を実施。C値アベレージは0.2㎠/㎡前後。間取りやサッシの種類で左右されますが、C値0.5なんて数値は出しません。C値についての国の基準は現在ありません。

*平成14年までは新潟県(寒冷地以外の地域で分類されていました)でC値5.0㎠/㎡という基準が存在していました。

断熱性能

「UA値0.4W/㎡K前後」の高断熱住宅

断熱性能は暮らし心地を左右します。外気温から生活を守ることはご家族の健康を守ることに繋がります。
私どもはUA値(外皮平均熱貫流率)はアベレージ 0.4W/㎡K前後を標準とし、断熱等級6・HEAT20のG1グレードを標準としています。
もちろん付加断熱によるHEAT20、G2・G3へのアップグレードや断熱等級7(最上位)にも対応しています。

耐震性能

建築基準法の1.25倍の耐震性「耐震等級2」を全棟に確保

全棟許容応力度計算を実施した上で耐震等級2が標準です。(え?3ではないの?)
耐震等級3でない理由は耐震性能と同じ位に耐積雪性能を重視しているから。長岡市内では耐雪2m。小千谷市から魚沼方面は耐雪2.5m。まずはこの地域の特性である雪に耐えないとダメだと思っています。雪は重いです。私たちは構造計画においては最悪の想定をいたします。屋根に雪が2m(又は2.5m)積もった状態での地震を想定します。つまり最悪の想定。2mの積雪荷重を考慮した耐震等級3は制約が大きすぎ、生活に支障をきたすレベルで耐力壁だらけになってしまいます。
よって積雪2m時に耐震等級2。昨今のゲリラ降雪を考えると、より安全側に考える為に積雪2m時の耐震等級2をスタンダードとしております。

*耐震等級2 建築基準法に定める1.25倍の構造強度を保有する
*耐震等級3 建築基準法に定める1.5倍の構造強度を保有する