2025.02.20
設計もできる工務店の引出しは多くて、そして深い
「木をデザインする」という発想をコンセプトに
新潟県長岡市(小千谷市・見附市・三条市)で注文住宅・リフォームをお手伝いしている工務店
稲垣建築事務所の稲垣です。
もう10年以上前のことになるのでしょうか?
住宅雑誌の企画で同業者(2社)と対談企画みたいなものがありました。
↑その時の写真。。。。若い!細い!ツーブロック!!!(笑)
三人の中で一番年長だったのでこんな話題を振ったんですよ。
「予算はこれしかありません。到底御社で建てられる金額でない事も承知しています。
けれど、どうしても御社の家が欲しいんです。」
と、おっしゃっていただけるお客様が居られたらどう答える?と。
お二人とも即答で『受けます!』とは言ったものの
(10年以上前の話ですが)
「それが例えば1500万円だったとしたら?」
お二人とも一瞬たじろいだのを見逃しませんでしたが(笑)
お二人とも、受けるとおっしゃいました。でも、お一人は嘘だと思っています(笑)
ハウスメーカーやビルダーではなく、
私たちは(対談相手の他2社含む)設計施工の建築屋です。
そう言った立場から申し上げると金額はあまり怖くは無いのです。
ただし、最初からinstagramや住宅雑誌から飛び出してきたような住まいをイメージされていたとすれば
その家は叶わないかもしれません。
私は、四六時中、本当に常に考えています。
出来るだけコストを掛けずに出来るだけオリジナリティに溢れ、住まい心地の良い家。
表現の仕方は嫌いですが『映える』家。
同じ『映える』でも、他と横並びの映えるではなく、
≪なるほどね。こんな風にもできちゃうんだね。≫的な映えるを目指すことだって出来るんです。
instagramに溢れている多くの家と同じ仕様でコストを抑えることは出来ませんが
その御家族にとっての“良い家”を一緒に、もがきながら探すことが出来るのは
設計も施工も自社完結できる工務店のみだと思っています。
※アイキャッチ画像は弊社事務所のエントランス
数年前に少しだけリフォームした時の写真です。 使われている材料は、
梱包を開けてみたら1枚割れていたフローリングとか
そもそも間違って発注してしまったフローリングとか
まとめて買って数本余ってしまったウッドデッキ材とか
そのままでは使えない材料を再加工して
ランダムに壁に張ったものです。