2024.07.23
小さな棚板
最近、メガネを置き忘れるんです。
家ならともかく、出先でもメガネ外して、脇において用事を済ませ、
車に戻ってエンジン掛けてスタートするまで違和感なし。
要はメガネでも裸眼でもそれほど見え方に差異はなく
元々目が悪かった人間の老眼が進むとそうなるらしいと初めて知った
新潟県長岡市、自社大工の居る工務店、稲垣建築事務所の稲垣です。
ホント、小さな文字はメガネでも裸眼でも線にしか見えなくなりました(笑)
先週土曜日、昨年お引渡の済んでいるお客様から
「カップボードカウンターの上に酒のボトルを並べる棚が欲しい」
と、ご相談いただきました。ご本人(ご主人)お酒飲めないのに(笑)
早速無垢材の写真をLINEする為に倉庫で数枚引っ張り出して写真を送付しました。
必要なのは厚さ25㎜程度×長さ2700㎜×巾(奥行)150㎜程度の長さ以外は小さな棚板です。
こういった場合、
多くは集成材でお茶を濁しておく所が多いのかもしれませんが弊社は違います。
LDKの床はジャトバ(赤系)現し柱はパドック(赤系)
ですがご主人のイメージとしてはキッチンに合わせた黒またはグレー系。
そしてこの棚板のキーワードは『カッコいいボトル棚』。
木、そのものの色として、これだけの色を瞬時にご用意できるのも弊社の強みかと。
右からブビンガ、ブラックリンバ、ベリ、ウェンジ。
赤系、グレー系、黒系、揃えました。
↑ブビンガ
バーカウンターの王道はこの木。
輸入規制がかかり、最近ではほとんど丸太が輸入できていないとの噂です。
↑ブラックリンバ
建築に使われることは少なく、多くはギターのボディとして人気があります。
↑ベリ(柾)
仕上げていないのでざらざらしていますが
ゼブラウッドと同じようなシマシマが美しい木です。
↑ウェンジ(柾)
コチラも仕上げていないので表面荒れていますが
黒系の木と言ったらこのウェンジかと思います。
4枚写真を送付して、再び倉庫に立て掛ける際に目に留まったのがコレ。
↑エンジュ
木へんに鬼と書いて槐(えんじゅ)⇒昔は魔よけの木とされていました。
当て字で延寿⇒縁起が良さそうな当て字。
この木は国産もあります。日に焼けるとこげ茶色の深い色に変わります。
木と言うのは㎥あたりいくら、と、体積当たりの値段で表示されるのですが
当然、それを左右するのは木目、乾燥度合、長さ。
巾は無いけれど長さはそこそこ必要なので
ブビンガが100万円/㎥だったとして計算すると
0.025×2.7×0.15=0.010125㎥ ×1000000円=10125円
例えばタモの集成材を新たに用意したら
25㎜×4200㎜×450㎜で、、、、今だと20000円くらい?(買って無いからわからない)
もっと安いゴムやメルクシパインの集成材だって10000円以上はするはず(買って無いから詳細不明)
勿論、集成板はハンパに残るけれど次に使う当てがないなら1枚分まるまるいただかなければならない。
そう考えると無垢材って思っているほど高くない。
と、思われません?