新潟県長岡市、石川県に行きたくて行きたくて仕方ない稲垣建築事務所の稲垣です。
本日2024年仕事始め。
新年のご挨拶をすべきところではありますが躊躇してしまいます。
本年もよろしくお願いいたします。
元日の地震。
個人的に32年間続けてきた資格学校の講師の最後は金沢でした。思い入れのある地です。
そこで知り合った受講生、講師、取れる範囲で連絡をして無事を確認したのもつかの間、
報道で新潟市がひどいと知りすぐさま新潟市内のお客様宅へ向かい現況確認してまいりました。
やはり西区は液状化の影響が凄まじいです。
幸いにしてお客様宅は家自体は無問題でしたが、駐車場、庭、そして辺りの道路、
噴き出した砂に覆われておりました。
(不謹慎かもしれませんがこの程度で済んでいることは不幸中の幸いかもしれません)
今回の「令和6年能登半島地震」ではキラーパルスの存在が確認されいています。
地震とは波です。
波である限り「共振」と言う現象が起こります。
地震波によって発生する1~2秒周期の波を木造住宅においてのキラーパルスと呼びます。
その周期の地震波と木造住宅が持つ固有周期が共振して大きく揺れてしまい倒壊に至る。
これがキラーパルスのざっくりした説明です。
因みに東日本大震災ではこのキラーパルスの発生は無かったと言われています。
ですので、地震の揺れそのもので倒壊した住宅は少なく、あの甚大な被害は津波によるものが殆どです。
では、キラーパルスから逃げる術はないのか?
それがあるんです。
1~2秒周期のキラーパルスの発生が予見できなくとも、家自体の固有周期を高めてしまえば良いのです。
家の固有周期なんて調べる方法あるの?とお思いになろうかとは思いますが、それもあります。
既存の住宅でもその家の固有周期を計り、どのような耐震補強をすれば良いかも数字で把握できます。
(因みに弊社の新築のお宅の固有周期は7~10秒の間に納まるお宅が多いです)
今お住まいのお宅のリアルな耐震性能をお知りになりたい方はご一報ください。
現在、講師だった時に担当し、1級建築士となられた元担当受講生の中で
新潟県職、石川県職の方に
応急危険度判定の派遣のオファーをよこせと、逆オファー出しています。
被災地の方々が1日も早く、「普通の日常」を取り戻せるためにボクに出来る事をお手伝いしたいと思っています。