新潟県長岡市、自社大工の居る工務店
稲垣建築事務所の稲垣です。
あまりネガティブな事は言いたくないのですが
コロナ禍の最中で起きたウッドショックがかわいく思えてしまう位の資材ショック。
全てのモノが値上がりしています。(高値安定と言えばいいのでしょうか?)
住宅、建築関連だけでは無いですよね。食料から何から何までほぼ全てと言ってもいいくらいのモノが値上り。
2020年3月初めの為替相場を覚えていらっしゃいますか?1ドル102.5円。
わずか3年前です。現在150円前後で、単純計算で1.5倍。
資源、原料の無い日本で何かを造ろうとしたら単純に3年前の1.5倍になっちゃうんですよね。。。
待っていればいつか価格は下がるのか???? 下がらないんだろうな。
例えば弊社が使う無垢のフローリング。基本は広葉樹を使いますが、国産広葉樹はそもそも資源的に少ないので高価。
では、トレーサビリティを追える輸入広葉樹、って事になるのですが、円が弱いため爆上がり。
↓この床、北米大陸産のピーカンと言うフローリング(ピーカンナッツの木です)
ちょっと前まで使いやすい金額だったのですが現在は超高級品。
↓この天井、一時期は弊社だけでなく多くの建築屋さんが使ったウェスタンレッドシダー。
一時の価格がウソみたいな値上がりです(レッドシダーに関しては単純に為替の問題だけでも無いのですが)
身近だったレッドシダーが高級材量の仲間入りをしてしまったため
弊社に在庫がある秋田杉の柾柱を羽目板に加工しようかと真剣に考えています。
間違いなくレッドシダーより高級そうに見えるはずです。
なおかつ、柾で赤味勝ちなのでとても上品な羽目板になると思っています。